Amazon Flex(アマゾンフレックス)の5時間ブロックでは、実際に何個くらいの荷物を配るのでしょうか。
これからAmazon Flexを始める人にとっては、「時間内に配り切れる量なのか」「走行距離はどのくらいになるのか」「報酬に見合う仕事なのか」が気になるところだと思います。
筆者が最近稼働した5時間ブロック5回分では、荷物数は42~82個、配達箇所数は41~77箇所、走行距離は74~146kmでした。
平均すると、1回あたりの荷物数は約65個、配達箇所数は約61箇所、走行距離は約110kmです。
ただし、Amazon Flexは荷物数だけで大変さを判断できません。荷物が多くても配達先が密集していれば早く終わることがあり、反対に荷物が少なくても田舎方面の長距離ルートでは時間がかかります。
この記事では、地方エリアでAmazon Flexを稼働している筆者の実績をもとに、5時間ブロックの荷物量、配達箇所数、走行距離、報酬を紹介します。
Amazon Flexの5時間ブロックは何個配る?
今回集計した5回分では、5時間ブロックの荷物数は42~82個でした。
5回の平均は約65個です。
| 稼働 | 荷物数 | 配達箇所数 | 走行距離 | 報酬 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 69個 | 66箇所 | 74km | 12,650円 |
| 2回目 | 82個 | 77箇所 | 104km | 12,650円 |
| 3回目 | 81個 | 73箇所 | 90km | 12,650円 |
| 4回目 | 49個 | 49箇所 | 138km | 12,650円 |
| 5回目 | 42個 | 41箇所 | 146km | 12,650円 |
| 平均 | 64.6個 | 61.2箇所 | 110.4km | 12,650円 |
※報酬額や荷物量、配達エリアは、時期や地域、取得したオファーなどによって変わります。上記は筆者個人の稼働例です。
同じ5時間ブロックでも、最も多い日は82個、最も少ない日は42個でした。その差は40個もあります。
しかし、42個の日が単純に楽だったわけではありません。荷物数が少ない日は配達先同士の距離が長く、走行距離は146kmに達しました。
一方、69個を配った日は走行距離が74kmでした。荷物は27個多いものの、走行距離は約半分です。
このように、Amazon Flexの5時間ブロックは「何個あるか」だけで負担を判断するのが難しい仕事です。
5時間ブロックの平均は約65個・約61箇所
今回の実績をまとめると、5時間ブロック1回あたりの平均は次のようになりました。
- 荷物数:64.6個
- 配達箇所数:61.2箇所
- 走行距離:110.4km
- 報酬:12,650円
荷物数と配達箇所数が一致しないのは、同じ配達先に複数個の荷物を届けることがあるためです。
今回のデータでは、1箇所あたりの荷物数は平均約1.06個でした。ほとんどが1箇所につき1個ですが、同じ家や集合住宅へ複数個届けるケースも含まれています。
なお、この数字はすべての地域に当てはまる基準ではありません。住宅が密集した都市部と、配達先が離れている地方では、同じ5時間でもコース内容が大きく変わります。
「5時間なら必ず60個前後」と考えるのではなく、40個台の長距離ルートから80個を超える住宅密集ルートまであると考えておいたほうが現実に近いです。
荷物が多いコースと走行距離が長いコースの違い
Amazon Flexでは、荷物が多いコースと走行距離が長いコースで、きつさの種類が違います。
荷物が多い住宅密集ルート
住宅密集地では、1軒配り終えると次の配達先がすぐ近くにあることがあります。
荷物数が80個前後あっても、配達先同士の距離が短く、置き配できる戸建てが多ければ順調に進みます。
その一方で、荷物の積み込みや車内整理には時間がかかります。目的の荷物をすぐ取り出せない状態だと、1件ごとの数十秒のロスが積み重なります。
また、マンション、オートロック、宅配ボックス、置き配不可の荷物が多いコースでは、移動距離が短くても時間を消耗します。
荷物が少ない長距離ルート
地方や郊外のコースでは、荷物が40~50個程度でも、配達先から次の配達先まで数km離れていることがあります。
今回の実績でも、42個・41箇所の日に146km、49個・49箇所の日に138km走行しました。
このタイプのコースは荷物探しや乗り降りの回数が少ない反面、運転時間と燃料代が増えます。細い道や暗い山道、入口が分かりにくい一軒家などに当たると、荷物数以上に時間がかかることもあります。
筆者の場合、マンションが多い住宅密集地よりも、交通量の少ない長距離ルートのほうが精神的には楽に感じます。ただし、車両コストを考えると、走行距離が長いコースを手放しで「当たり」とは言えません。
Amazon Flexの5時間ブロックの報酬
今回集計した5回の報酬は、すべて1回12,650円でした。
単純に5時間で割ると、売上ベースの時給は次のとおりです。
12,650円 ÷ 5時間 = 2,530円
ただし、これはガソリン代や車両費を差し引く前の金額です。
Amazon Flexのドライバーは個人事業主として稼働するため、燃料代、オイル交換、タイヤ、車検、任意保険、車両の減価償却などを自分で負担します。
さらに、自宅からデリバリーステーションまでの移動や、配達終了地点から帰宅するまでの時間を含めれば、実際に仕事へ使った時間は5時間を超える場合があります。
そのため、オファー画面に表示された報酬を、そのまま手取りや利益として考えないことが大切です。
ガソリン代を引いた実質的な利益の計算例
実質的な利益は、車の燃費とガソリン価格によって変わります。
たとえば、次の条件で計算してみます。
- 走行距離:平均110.4km
- 実燃費:1Lあたり15km
- ガソリン価格:1Lあたり175円
使用するガソリンは約7.36Lです。
110.4km ÷ 15km/L = 7.36L
ガソリン代は約1,288円になります。
7.36L × 175円 = 1,288円
報酬からガソリン代だけを引くと、残る金額は約11,362円です。
12,650円 − 1,288円 = 11,362円
5時間で割ると、ガソリン代差し引き後の時給は約2,272円です。
ただし、この計算にはオイル、タイヤ、車検、保険、車両購入費などを含めていません。また、ガソリン価格や燃費も車両や走り方によって変わります。
あくまで自分の実質時給を考えるための計算例として参考にしてください。
5時間で配り切れるかは荷物数だけでは決まらない
初心者のうちは、荷物が70個や80個あると聞くだけで不安になるかもしれません。
しかし、時間内に配り切れるかどうかは、荷物数以外の条件にも大きく左右されます。
- 配達先同士の距離
- 戸建てと集合住宅の割合
- オートロックや宅配ボックスの有無
- 置き配不可の荷物
- 企業や店舗への配達
- 不在や住所不明の件数
- 渋滞や駐車場所の確保
- 荷物の積み方と探しやすさ
- 配達エリアへの慣れ
特に時間を取られるのが、住所不明や入口が分かりにくい建物です。
ナビが建物の裏側や通行できない細い道へ案内することもあります。アパート名は地図に表示されていても、敷地へ入る正規ルートが分からないケースもあります。
このような配達先が数件重なるだけで、荷物数が少ないコースでも余裕がなくなります。
反対に、置き配できる戸建てが続き、車を止めやすいエリアなら、荷物が多くてもテンポよく配達できます。
初心者が5時間ブロックで意識したいこと
荷物を取り出しやすく積む
配達中に毎回荷室を探すと、大きな時間ロスになります。
荷物番号や配達順など、自分が見つけやすい基準で整理しておくことが重要です。筆者は助手席にもオリコンを置き、小さな荷物を取り出しやすくしています。
最初から完璧な積み方を目指す必要はありません。実際に稼働しながら、封筒、小箱、大箱をどこへ置くと取りやすいか調整していくのがおすすめです。
荷物数だけを見て焦らない
80個あるから必ず大変、40個だから必ず楽とは限りません。
出発前の荷物数はひとつの目安にすぎず、実際の難易度は配達エリアに入ってみなければ分からない部分があります。
序盤で予定より進みが遅くても、後半に配達先が密集して一気に進むこともあります。まずは誤配や事故を起こさないことを優先したほうがよいでしょう。
走行距離と経費を記録する
売上だけを記録していると、本当に利益が残っているのか分かりません。
最低でも、稼働時間、報酬、荷物数、配達箇所数、走行距離は記録しておくのがおすすめです。
余裕があれば、給油量、ガソリン代、オイル交換、タイヤ代なども記録すると、より正確な利益を把握できます。
筆者も日々の稼働記録を残していますが、複数回分を比較すると、同じ5時間ブロックでも内容が大きく違うことがよく分かります。
Amazon Flexの5時間ブロックに関するよくある質問
5時間ブロックは平均何個ですか?
筆者の直近5回では42~82個、平均64.6個でした。ただし、地域、時期、荷物量、コースによって大きく変わるため、全国共通の個数ではありません。
5時間で80個は多いですか?
数字だけを見れば多く感じますが、配達先が密集していれば時間内に配り切れる場合があります。マンションや置き配不可が多い場合は、同じ80個でも難易度が上がります。
荷物が少ない日は当たりですか?
必ずしも当たりではありません。筆者の実績では、42個の日に146km走行しました。荷物が少ない代わりに、配達先同士が離れた長距離ルートになることがあります。
5時間ブロックの時給はいくらですか?
今回の報酬12,650円を5時間で割ると、売上ベースで時給2,530円です。ただし、ガソリン代や車両維持費、ステーションへの移動時間などを考慮すると、実質時給は下がります。
初心者でも5時間で配り切れますか?
初回から必ず配り切れるとは限りません。荷物の積み方やアプリ操作、配達エリアに慣れることで効率は上がります。最初は速さだけを求めず、安全と誤配防止を優先することが大切です。
まとめ:5時間の荷物数は約65個だったがコース差が大きい
筆者が稼働したAmazon Flexの5時間ブロック5回分を集計した結果は、次のとおりです。
- 荷物数:42~82個、平均64.6個
- 配達箇所数:41~77箇所、平均61.2箇所
- 走行距離:74~146km、平均110.4km
- 報酬:1回12,650円
- 売上ベースの時給:2,530円
5時間ブロックで配る荷物は、筆者の実績では平均約65個でした。
ただし、Amazon Flexの大変さは荷物数だけでは決まりません。80個近くあっても走行距離が短い日がある一方、40個台でも140km以上走る日があります。
これからAmazon Flexを始める人は、荷物数だけで一喜一憂せず、配達箇所数、走行距離、集合住宅の多さなども含めてコースを見ることが大切です。
また、報酬を判断するときは、ガソリン代や車両維持費を差し引いた実質的な利益も確認しましょう。
今後も稼働データを追加し、荷物数や走行距離の平均を更新していく予定です。


