結論からいうと、2025年4月から、バイク便を除く貨物軽自動車運送事業者には「業務の記録」の作成と1年間の保存が義務付けられています。一般に「軽貨物の日報」「運転日報」と呼ばれる記録にあたります。
黒ナンバーで配送を始めたばかりだと、「何を記録すればいい?」「紙の日報じゃないとダメ?」「Amazon Flexなどの稼働も記録が必要?」と迷いやすいところです。
この記事では、国土交通省の案内をもとに、軽貨物の日報(業務記録)の必要項目、保存期間、スマホで記録できるかを整理します。
スマホで日報を付けたい方は、無料β版「黒ナンバー日報」もご覧ください。
軽貨物の日報を付ける方法は?
軽貨物の日報は、必要な業務記録を残せる方法であれば、紙の帳票、Excel・スプレッドシート、スマホの記録アプリなどから選べます。記録方法を選ぶときは、業務開始・終了の日時と地点、走行距離、主な経過地点などを記録できるか、あとから確認・保存できるかを確認しましょう。
- 紙の日報:手書きで始めやすい一方、保管や集計に手間がかかります。
- Excel・スプレッドシート:項目や集計方法を自分で調整できます。
- スマホアプリ:配送の合間に入力しやすく、履歴の確認やデータ出力ができるものもあります。
「軽貨物の日報アプリ」を探している方には、軽バンログの「黒ナンバー日報」も選択肢の一つです。現在は無料β版で、ブラウザから利用できます。記録は端末内に保存できるほか、Googleアカウントを連携するとクラウドへの自動バックアップにも対応します。iPhoneではバックアップからの復元を動作確認済みです。ただし通信状況などにより保存に失敗する場合もあるため、PDF・CSVや手動バックアップでも記録を保管してください。
軽貨物の業務記録は2025年4月から義務化
国土交通省は貨物軽自動車運送事業の安全対策を強化し、2025年4月から、バイク便を除く貨物軽自動車運送事業者に業務記録の作成・保存を義務付けています。
個人で黒ナンバーの軽バンを使って配送している場合も、対象となる事業者は日々の業務を記録しておく必要があります。
一般に「日報」と呼ばれることがありますが、制度上は「業務の記録」として必要事項を残します。
軽貨物の日報には何を記録する?
国土交通省の案内では、すべての運行で記録が必要な主な項目として、次のような内容が示されています。
| 主な記録項目 | 記録する内容 |
|---|---|
| 運転者 | 運転者の氏名 |
| 車両 | 車両番号(ナンバープレート等) |
| 開始・終了 | 業務の開始・終了の日時と地点 |
| 経過地点 | 主な経過地点 |
| 走行 | 業務に従事した距離 |
このほか、休憩、業務の交替、一定の集貨・荷役作業、事故や著しい遅延など、状況に応じて記録が必要になる項目があります。
自分の働き方でどの項目が必要になるかは、国土交通省が公開している最新の様式例・案内も確認してください。
業務記録と点呼記録は別に考える
軽貨物では、業務の記録とは別に、業務前・業務後の点呼とその記録も必要です。どちらも1年間の保存が必要ですが、記録する項目は同じではありません。
「日報を付けているから点呼記録は不要」という扱いにはせず、それぞれ必要な項目を確認して記録しておくことが重要です。
業務記録は1年間保存する
作成した業務記録は、1年間保存する必要があります。
国土交通省は、業務が終了するごとに作成するよう努めることも案内しています。休憩時間や集貨時間などは、その都度記録することで実態を正しく残しやすくなります。
何日分も後から思い出してまとめるより、稼働中または業務終了時に記録する仕組みを作っておくほうが管理しやすいでしょう。
紙の日報でなくてもいい
業務記録は紙だけに限定されていません。国土交通省の案内では、書面または電磁的方法のどちらでも差し支えないとされ、パソコンやスマートフォンを使った記録・保存も可能とされています。
そのため、自分で表計算シートを作ったり、スマートフォンで記録できる仕組みを使ったりする方法も考えられます。
ただし、アプリを使えば自動的に法令対応が完了するという意味ではありません。必要事項を正しく記録し、必要な期間保存できるようにすることが重要です。
Amazon Flexなどで稼働する黒ナンバーも確認しておきたい
Amazon Flexなどの配送サービスを利用していても、自分が貨物軽自動車運送事業者として事業用の軽自動車で運送業務を行うのであれば、プラットフォーム側の配送履歴だけを見るのではなく、自分の事業者として必要な業務記録を確認しておくことが大切です。
配送アプリに残る履歴と、法令上求められる業務記録は目的や項目が同じとは限りません。
スマホで記録するなら「黒ナンバー日報」も公開中
軽バンログでは、軽貨物ドライバー向けにWebアプリ「黒ナンバー日報」を無料公開しています。
業務前点呼から業務開始、経過地点、休憩・待機、業務終了、業務後点呼まで、スマートフォンから順番に記録できるようにしています。記録した内容は履歴で確認でき、CSV出力にも対応しています。
現在はベータ版として公開しているため、利用する際は記録内容をご自身でも確認してください。
Uber Eats・出前館・Rocket Nowなど、軽貨物でフードデリバリーをする場合の日報については、軽貨物フーデリの日報・業務記録の解説で詳しくまとめています。
紙の日報からスマホ入力に切り替えたい方へ:無料の軽貨物日報アプリ「黒ナンバー日報」の機能と使い方を紹介しています。業務記録の入力に加え、PDF・CSV出力やGoogle連携による自動バックアップも利用できます。
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まとめ
2025年4月から、貨物軽自動車運送事業者には業務記録の作成と1年間の保存が義務付けられています。
運転者、車両、開始・終了の日時と地点、主な経過地点、距離などを記録し、必要に応じて休憩などの情報も残します。紙に限定されておらず、スマートフォンやパソコンによる記録・保存も可能です。
制度や様式は変更される可能性があるため、実際の運用では国土交通省の最新情報を確認しながら、自分が継続しやすい記録方法を決めておくのが安全です。


