「軽貨物ドライバーはやめとけ」
インターネットで軽貨物の仕事について調べると、このような意見を見かけることがあります。
一方で、軽貨物ドライバーは、
・自分のペースで働ける
・人間関係のストレスが少ない
・頑張った分だけ収入につながる
という魅力もあり、個人事業主として始める人も増えています。
では、なぜ軽貨物ドライバーは「やめとけ」と言われるのでしょうか。
その理由は、仕事そのものが悪いからではありません。
会社員とは違った働き方になるため、始める前に知っておくべき厳しい部分があるからです。
この記事では、軽貨物ドライバーを始める前に知っておきたい現実や注意点について解説します。
軽貨物ドライバーはやめとけと言われる7つの理由
① 収入が毎月安定するとは限らない
軽貨物ドライバーは、会社員のような固定給ではありません。
基本的には、
・配送案件の量
・稼働日数
・稼働時間
・配送単価
によって収入が変化します。
繁忙期は仕事量が増えて収入を伸ばしやすい一方で、閑散期には案件数が減る可能性もあります。
また、売上がそのまま利益になるわけではありません。
軽貨物ドライバーは個人事業主として活動するケースが多いため、売上から以下のような費用を差し引く必要があります。
・ガソリン代
・車両維持費
・任意保険
・車検費用
・修理費
・消耗品費
仕事を始める前には「売上」ではなく「経費を引いた利益」で考えることが重要です。
② 車の維持費が必要になる
軽貨物ドライバーにとって、車は仕事道具です。
そのため、車両に関する費用は避けられません。
代表的な費用には、
・ガソリン代
・エンジンオイル交換
・タイヤ交換
・バッテリー交換
・車検
・修理費
などがあります。
配送業務では一般的な乗用車より走行距離が増えるため、車の消耗も早くなります。
軽バンがあればすぐ始められると思われがちですが、購入費用や維持費まで含めた資金計画が必要です。
③ 休むと収入が減る
軽貨物ドライバーの特徴は、自由な働き方ができる反面、稼働しなければ収入が発生しないことです。
会社員の場合は、
・有給休暇
・固定給
・福利厚生
があります。
しかし個人事業主の場合、休んだ日は基本的に売上がありません。
自由度が高い仕事ほど、自己管理能力が重要になります。
④ 配達は想像以上に体力を使う
軽貨物配送は、車を運転するだけの仕事ではありません。
実際には、
・荷物の積み込み
・荷物の持ち運び
・階段移動
・長時間の運転
・荷物整理
など、体を使う場面があります。
特に夏場は暑さ対策、冬場は寒さ対策も必要です。
荷物量が多い日や時間指定が集中する日は、体力だけではなく精神的な負担もあります。
⑤ 自分で考えて行動する必要がある
軽貨物ドライバーは、基本的に一人で仕事を進めます。
これはメリットでもありますが、デメリットにもなります。
個人事業主の場合、
・仕事を探す
・時間管理をする
・車両を管理する
・収支を把握する
などを自分で行う必要があります。
自由な働き方をするためには、自己管理能力が求められます。
⑥ 収入を増やすには効率化が必要
軽貨物は、長時間働けば必ず収入が増える仕事ではありません。
重要なのは、効率よく稼働することです。
例えば、
・配達ルートを工夫する
・荷物整理を効率化する
・条件の良い案件を選ぶ
・時間帯を考えて稼働する
などの工夫が必要になります。
経験を積むことで作業効率は上がりますが、最初から簡単に高収入を得られる仕事ではありません。
⑦ 案件に左右される可能性がある
軽貨物には、
・宅配
・企業配送
・チャーター便
・フードデリバリー
・ギグワーク
など、さまざまな働き方があります。
しかし、1つの案件だけに依存すると、案件数や報酬条件の変化による影響を受ける可能性があります。
複数の働き方を組み合わせることで、リスクを分散できます。
それでも軽貨物ドライバーを選ぶ人がいる理由
自分の時間を調整しやすい
軽貨物は働き方を自分で決めやすい仕事です。
・空いた日に働く
・集中して稼働する
・副業として取り入れる
など、生活スタイルに合わせやすい特徴があります。
人間関係のストレスが少ない
配送中は一人で行動する時間が多いため、職場の人間関係に悩みにくい点もメリットです。
もちろん荷主や依頼先との対応は必要ですが、一般的な会社員とは違った働き方ができます。
経験が収入につながりやすい
軽貨物では経験によって、
・配達スピード
・ルート作成
・荷物管理
・効率化
などの能力が向上します。
経験を積むほど、自分に合った稼ぎ方を作りやすくなります。
軽貨物ドライバーに向いている人
一人で仕事をするのが好きな人
常に誰かと一緒に働くより、自分のペースで仕事をしたい人には向いています。
自己管理ができる人
自由な仕事だからこそ、
・稼働計画
・体調管理
・お金の管理
が重要です。
車の運転が好きな人
運転時間が長い仕事なので、車の運転が苦にならない人は続けやすいでしょう。
まとめ|軽貨物ドライバーは「やめとけ」ではなく向き不向きがある仕事
軽貨物ドライバーは、誰でも簡単に高収入を得られる仕事ではありません。
車両費や収入の変動、体力面など、始める前に知っておくべき現実があります。
一方で、
・働く時間を調整しやすい
・人間関係のストレスが少ない
・努力が結果につながりやすい
という魅力もあります。
軽貨物ドライバーを検討している場合は、メリットだけを見るのではなく、デメリットも理解した上で自分に合った働き方か判断することが大切です。


